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上智大学音声学研究室へようこそ

当研究室は、主に人間言語の音響、調音、知覚的側面について研究を行う施設であり、上智大学大学院言語科学研究科と上智大学国際言語情報研究所(SOLIFIC)によって運営されています。

研究室について

研究領域は、音韻理論、音声学、第一言語獲得、第二言語習得、言語障害など多岐に渡っています。また、上智大学言語聴覚研究センター及び理工学部情報理工学科の荒井研究室とも研究上の交流を持っています。

当研究室は、上智大学四ッ谷キャンパスの2号館B2階、2-B229にあります。以前は9号館5階にありましたが、2016年に現在の場所に移転した際に多くの設備を刷新しました。

研究室のメインルームは、音声学関連の演習に用いるほか、一部を大学院生の居室として、机とPCを希望者に提供しています。演習用に、壁一面をプロジェクタースクリーンを兼ねたホワイトボード仕様としている他、学会発表用ポスター作成などのための大判プリンター、種々の録音・音声再生機器が設置されています。また音声学・音韻論・統計学・心理学等に関する書籍が所蔵されており、関連分野を含めた基礎的知識の大半はこの部屋で得ることができます。

メインルームの他に、防音室2部屋と無響室1部屋があります。防音室の一つには冷却ファンを持たない完全無音PCがあり、知覚実験に適しています。無響室は単に防音であるだけでなく、内部の残響を一定レベル以下にコントロールしているため、定位や残響に関する精密な実験が可能です。そのために、上述の荒井研の協力を得て、床と天井を含む6面にあらかじめスピーカーが設置されています。他にも、専用の空調を備えた小規模なサーバールームや、事務室を持ち、充実した教育・研究環境を実現しています。

当研究室は、”The Vowel, Its Nature and Structure (1941)”の第一著者である千葉勉先生により1950年に開設されました。そして千葉先生の後は、中野一雄先生、菅原勉先生、篠原茂子先生、新倉真矢子先生が室長を務めてこられました。

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